飛び出したミサイルが彼方を狙い 逃げ惑う人々の群れが視える それを嘲笑うかの様に崩れ 次々と道を塞ぐビルの残骸が 矢継早に唸る轟音に怯え 俺達は後戻りできぬ事を知る 僅かに射す陽の光だけを頼りに 虫の様に手足を縮めたまま生きた 夢にすら見ない安息は 火の粉と共に瞬く間に消え去ったまま 何年続くかと思われた時間 まやかしの静寂が俺達を包む 恐る恐る首を出し見たものは 何一つ残らぬ無限の原野ばかり 自ら科した鎖さえ 解き放てずにいた群れは 今滅びゆく 残された裸の日々は 見違える程に軽く飛び跳ねている 発売日:2011-10-19 歌手:THE BARRETT 作詞:外丸健児 作曲:外丸健児