春が終わる前に-Halo at 四畳半

春を売った少女は鉄塔の陰になった

空を飛びたいんだと嬉しそうに話していた

僕らの抱えていた幾つかの苦悩は

その日から姿を眩ました

許されない心の鈍い痛みを

青春だなんて名前で誇らしげに

呼んだのは誰だ

生まれ落ちた瞬間に

罪を背負った僕らの抵抗

救いの舟はもう来ないと知っていた

春になって僕は捜している あなたの陰を

いつの日かまた逢いに行くよ

傷を負って生きていく事すら

罰を受けてる様で

ある日 ありもしないけど

架空の国を作った

僕らは明くる日も迎えの船を待っては

時間ばかりを食べ散らかしていた

行き場のない心が咽び泣いて言う

「ここではないどこかへ逃がして欲しい

春が終わる前に」

少女の飛ぼうとした空へと

抑え込んでた思いが放たれていく

さよなら ごめんな また逢えるだろうか

忘れやしないさ いつかの青春を

生まれ落ちた瞬間に

この未来も決まったろうか

誰の呼ぶ声も聞こえないふりをした

春が散って季節は繰り返す

あなたを今も

生まれ落ちた瞬間に

罪を背負った僕らの抵抗

救いの舟はもう来ないと知っていた

春を待って僕は捜している あなたの陰を

もう二度と離してしまわぬように

いつの日か また逢いに行くよ

誓いを背負って

発売日:2016-03-09

歌手:Halo at 四畳半

作詞:渡井翔汰

作曲:渡井翔汰