悲しくなる前に-indigo la End

街風に吹かれてる

曇りの今日がまた

より一層影を落としていた

演じてる風を装っていた私は

なけなしの感情を拾い上げた

「あなたはもういなくなったのね」

と呟いて心を押しやった

悲しくなる前に

あなたを忘れちゃわないと

無理なのわかってるの

と夜更けに向かって走った

涙が枯れたらさ

またあなたを思い出すの

触れるか触れないかで

心臓が揺れるよ

抉るような声で

また呼びかけてよ

とめどなく流れる

時間に少し反抗して

思い出しては心が戻ってきた

もう少しのとこで

浮かび上がるあなたが

あまりにも愛しくて

たゆたうように気持ちが募って

でも苦しくなって影に目を落とした

悲しくなる前に

あなたを忘れちゃわないと

無理なのわかってるの

と夜更けに向かって走った

涙が枯れたらさ

またあなたを思い出すの

触れるか触れないかで

心臓が揺れるよ

抉るような声で

また呼びかけてよ

夜の帳が下りたら私は

何度も忘れたあなたの前で

夜の帳が下りたら私は

泣き笑いしながら名前を呼ぶの

悲しくなる前に

あなたを忘れちゃわないと

無理なのわかってるの

と夜更けに向かって走った

涙が枯れたらさ

またあなたを思い出すの

触れるか触れないかで

心臓が揺れるよ

抉るような声で

また呼びかけてよ

「愛されてたんだよね?」

問いは空を切った

発売日:2015-06-17

歌手:indigo la End

作詞:川谷絵音

作曲:川谷絵音