月光-爆風スランプ

そうさ 7月の夜

空の月がでかくて

君をまた 思い出してる

いくらベルで呼んでも

人影のないホテル

じらされたね 僕ら 二人

たった一度の

ゆるい口づけ 長い廊下の つきあたり

ねぇ 二つめだよ 恋をしたのは

いつの頃か 忘れていた

こんな気持ち せつない気持ち

あぁ さしこむのは 月あかり

ムーンライト

はかないのは

爪をたてた

君の細い肩を照らした

月光

めぐり会えたのは 今日

夜の動物園に

忍び込ませたのは 君だぜ

光る瞳が見てる

オリにとじこめられて

僕等なめあうのを見てる

たった 二人の

夜行性の

ぬるい吐息を からめたら

もう聞こえないよ 誰が呼んでも

僕の耳の中にあるのは

君の声と心臓の音

さあ 空を飛んで月を捕えろ

失うのは 明日のこと

夜が明けない 二度と醒めない

たった一夜の夢の中に

君は笑って逃げたのか

ねぇ 二つめだよ 恋をしたのは

いつの頃か 忘れていた

こんな気持ち せつない気持ち

あぁ さしこむのは 月あかり

ムーンライト

はかないのは

爪をたてた

君の細い肩を照らした

月光

発売日:1988-11-02

歌手:爆風スランプ

作詞:サンプラザ中野

作曲:パッパラー河合