きらりはらりと舞い降りた 月の都のかぐや姫 泣くなわが子よ常しえに 娘のままでいておくれ ある日翁(おきな)は藪の中 光り輝く竹を見る 割れば中には三寸の 小さな娘が座りいる 鎮守の杜の授かりものか 手塩にかけて育てましょう きらりはらりと舞い降りた 月の都のかぐや姫 ひとたび笑みを振りまけば 胸に黄金(こがね)の花が咲く 眩しいほどに美しい 娘の姿を聞きつけて 集いし村の男たち 婿に適える者もなく やがてしくしく涙を流し 娘は告げる 別れの夜を 遥かな宙(そら)を舞い昇る 月の都のかぐや姫 泣くなわが子よ常しえに 娘のままでいておくれ この世の闇を照らし出す 月の光でいておくれ 発売日:2013-08-28 歌手:橋幸夫 作詞:椎名透明 作曲:宮野幸子