追憶の破片〜a piece of broken recollection〜-MALICE MIZER

僕の思考は次第に勾配を増す

闇の螺旋の中に砕け散り空へと落ちていく

深く戸惑う心の隙間を舞ながら

言葉を探して僕の罪がまた始まる

微笑み合いぼやけていく姿だけ浮かべて

足早に通り過ぎる言葉さえ見えない

少しだけ抱きしめた嘘の空を

追憶の破片はにび色に霞んでいく

無言の悲鳴に身を震わせる何かの終わりと

色褪せた記憶だけ抱えてあの空へ落ちていく

誰も止められない…

僕が落ちていくほんの少しだけ

今を抱きしめたから

消えかけの蝋燭のように眠りに落ちた

古い瞬きが光を放つのに耳をたてる

少しだけ抱きしめた嘘の空を

誰も今までの惨烈な軌跡など知らない

道徳がぼやけていく「人」と詐称する僕は

豊かな黒い色彩を契れた指でなぞり合う

追憶の破片はにび色に霞んでいく無言の

悲鳴に身を震わせる何かの終わりと

色褪せた記憶だけ抱えてあの空へ落ちていく

誰も止められない…僕が落ちていく

誰も止められない…空に落ちていく

誰も止められない…君と落ちていく

ほんの少しだけ今を抱きしめたから

発売日:2006-10-18

歌手:MALICE MIZER

作詞:Gackt

作曲:mana