娘より-Uru

手をつないで 帰っていく

家族の後ろ姿に

想いを馳せる 窓越しに一人

顔見る度 責めたりもした

優しくされるのも嫌だった

トゲだらけの咲かない花

だけど何も言い返さず

帰ってくればいつでもそこに

変わらない居場所を作ってくれていたよね

目を向けられれば見ないでと言い

放って置かれれば見てよと言った

裏返しでも 愛してくれた

今も色褪せない 記憶

本当はずっと 寂しかった

静かな夜に初めて見た

仕事帰りの 小さな背中

わざと離れて歩いてた

綺麗な服を着て欲しかった

あなたの想い 一つもわからないまま

周りの人と比べられぬよう

悲しい思いをさせてしまわぬよう

自分のことは 後に回して

全てを注いでくれた

どんなに遠く離れたとしても

共に過ごした日々がここにあるから

大丈夫だよ 繋がっていける

どこにいてもずっと そばで

もっと一緒にいて欲しいと

裸足で追いかけて泣いた時も

涙を流して 「本当にごめんね」と

強く抱きしめた

大切な何かを守るために

伝え続けてくれていたのなら

やっと届いたよ ちゃんと届いたよ

少し遅くてごめんね

どんなに遠く離れたとしても

愛された記憶がここにあるから

寂しくないよ 繋がっていける

どこにいてもずっと そばで

発売日:2017-02-15

歌手:Uru

作詞:宇佐美宏

作曲:Uru