夜舟ゆられて 男のたびは 闇夜の中を 何度か揺れる お前の寝顔を 見るたびに 俺は自分の 昔みる 男 ああ 背中 見てよ ああ 歩け おまえがいつか俺に話す 苦労話が聞きたい 凍(しば)れる夜の 吹雪のように 女の運命(さだめ)は そんなもの お前の小さな 寝息を聞けば 旅立つその日が 嫌になる 女 ああ 涙 ふいて ああ つくせ おまえがいつか俺に話す 苦労話が聞きたい 時代(とき)にふかれて 人の道とは 右や左に それるもの お前のちっちゃな その手を見れば 涙ふく日が 目に浮かぶ 風に ああ 夢を 乗せて ああ 走れ おまえがいつか俺に話す 苦労話が聞きたい 男 ああ 背中 見てよ ああ 歩け おまえがいつか俺に話す 苦労話が聞きたい 発売日:2000-10-25 歌手:吉幾三 作詞:吉幾三 作曲:吉幾三