黒石じょんから節(青森県民謡)-福田こうへい

国は津軽の岩木の川原

三日続きの大雨降りで その夜雨にて大川にごる

国の殿様馬に乗りかけて

川原近くにお出ましなさる 里の娘は 大根洗う

これを見てとる 馬上(ばじょう)の殿は

無理な難題娘にかけた そこで娘の言うこときけば

国の殿様なに言わしゃんす

川がせまいたて後ばね出来(なら)ぬ 石が小さいとて歯が立つもんだな

山が低いたてしょわれたもんだな

針が細いたて のまれたもんだな 裸で野原さ 寝られたもんだな

ここの道理を良く聞きわけて

おらが領分(りょうぶん)よく見てまわれ 水の出ないよに百姓まもれ

これに殿様 感心してか

娘ほしさに もらいをかけて 奥の御殿にアリャおさまった

発売日:2022-05-11

歌手:福田こうへい

作詞:青森県民謡

作曲:青森県民謡