Twilight of the dolls-Hainuwell

ガラスになった町では

夢見るように変異した歪なハートの器は

星の記憶に耳を塞ぐ

目まぐるしい色彩

パペットは笑みを浮かべて

理解できない気持ちの流れに首を傾げて操る

切れない糸に絡み憑かれたままだね

踊るウサギだけが寄り添う

いつかの夏

枯れてうつむく向日葵に少女は未来を 願わない未来を

蒼ざめた馬の冷えた吐息

火の海に静かなる希望を 絶えない希望を

変だ 壊れているのに

茹で上がるカエルが鳴く

最後の大合唱が今

焼ける木の上で足をぶらりと呑気に聞いていたら落ちた

ほらね また一つになって眠りにつく

次は誰が箱を開けるの

いつかの冬

雪に埋もれる花々に少女は恋慕を 叶わない恋慕を

冥府へ導く絶死の声

凍てつく地に生の温もりを 優しい温もりを

変だ 壊れているのに

いつかは自由に夢を想い触れられない糸を断ち切る

悪い子になりたい

苦しみも悲しみも真似て あの時に知った感情に照らされる日を

今 生まれ変わる

発売日:2019-07-17

歌手:Hainuwell

作詞:NAPPI

作曲:NAPPI