過ぎゆく季節に-丸山圭子

悩みつかれて たたずむ海辺と

沖を走る カー・フェリー

暮れなずむ町が かすむように

さまざまにゆれて女心

出逢ったことを 今はくやんでみても

ひと夏だけの恋

忘れてたのに

知らず時はたってゆくけれど 待てないのは何故

恋はいっときの時間だけで 燃えてしまうから

ほろ苦く せつなく 甘い香りは

過ぎてしまった日々のぬくもり

昔 遊んだ 思い出の月日

暦 胸にきざみ

確かめるほど あんな野暮な

男だったと思えば はりさけるようで

素足が似合う ジュード

かけてくるような ココナツの笑えみ

眩しくゆれては

ひとり黙ってるとその間にも 夏は過ぎてゆく

ひとつの気持ちだって なぜ 半分にできないのだろう

手のひらをこぼれる

熱い砂の さめてしまった 秋の始まり

知らず時はたってゆくけれど 待てないのは何故

恋はいっときの時間だけで 燃えてしまうから

ほろ苦く せつなく 甘い香りは

過ぎてしまった日々のぬくもり

発売日:2006-08-28

歌手:丸山圭子

作詞:伊勢正三・丸山圭子

作曲:伊勢正三