センチメンタル-飯塚雅弓

この雨が 通り過ぎる頃は

もう夏も 逝ってしまうのね

秋の音を そっと忍ばせて

夏の終わりの 雨が降れば

センチメンタル

焼けた肌 冷やすように

一人きりの 日曜日は

南の風に誘われて 二人で行った

眩しい夢が よみがえる

ひと夏 越すたび

何かが 変わってゆく

ダージリン グラスにそそいでは

眺めていた 二人だけの海べ

バルコニーの 白いパラソルゆれ

吹いた海風 夏を惜しみ

センチメンタル

浅い夢 誘うように

雨の調べ リフレイン(くりかえ)して

ガラスを伝わる雨垂れ すぎてく季節(とき)を

なぐさめるように 流れてく

あなたの温もり 残る日曜日

待ちぶせしてた木の下で あなたにもたれ

眺めた海を 思い出す

ひと夏 越すたび

何かが 変わってゆく

ガラスを伝わる雨垂れ すぎてく季節(とき)を

なぐさめるように 流れてく

南の風に誘われて 二人で行った

眩しい夢が よみがえる

ひと夏 越すたび

何かが 変わってゆく

幾つも季節の風感じ

なんどもあなたにときめいて

いつでもあなたを見ていたい

発売日:1998-09-23

歌手:飯塚雅弓

作詞:室生あゆみ

作曲:長谷川智樹