熟れる-乙三.

忘れかけては 知らず知らずに

この年まで放っておいた夢を被う霞

心なしかそっと 晴れてくんだきっと

どうしてこんな青い空がここにあるから

出会ってから二度目の春が笑って あの日吹いた風そのまま

一人じゃない心地を身に沁み受けて 少し毎日が優しくなった

何度通う道 解ってはいても

忙しさを理由にして無視する信号

嫌になっては いつか必ず

胸を張って暮らす未来に頷く

多分九日ぶりの雨が歌えば 訳もなく君に逢いたい

情けないね近頃涙脆くて 強く想う程染つる泣き虫

桜ヒラヒラ散る間に 街はそわそわ浮かれて

二人テクテク重ねた季節熟れる

諦めない強さをくれたのは雲じゃない どんな我慢にも耐えて

がんばりすぎちゃ駄目と怒る君の目

光る何かが咲いて零れた

発売日:2007-12-05

歌手:乙三.

作詞:大竹創作

作曲:大竹創作