変身-wacci

見上げれば 高層ビル 窮屈な街の先に

トンネルの出口みたい ひとかけらの空は輝いて

日々はがんじがらめ 近くばかり見ては

人と比べてまた 自分を小さくして

それでも 明るく ふるまうのは

心配されたくないから

いつの間にか僕たちは 誰かになろうとしてる

自分を責めて 叱って 立派にならなきゃと

しまいこんできた涙 心を濡らしてゆくよ

ビルの窓に 映る顔は 誰のものだ

信号機 カウントダウン 青になる スタートする

遅すぎず 早すぎずに 足並みそろえて 群れになって

くらいついてかなきゃ 同じようにしなきゃ

誰も追い抜かずに 追い抜かれないように

どこかで言われたわけじゃないのに ルールみたいに

いつの間にか僕たちは 誰かに縛られている

君は君で 僕は僕で 自由なのに

閉ざされた街の向こう側には 長いトンネルの出口の先には

こんな悲しみなんて ちっぽけだなって思える

空が広がってるから

誰かになどならないで そのままの君でいいよ

世界中どこにも君の 代わりはいないから

しまいこんできた涙 心が溺れる前に

こぼせばいい 生きることを 頑張ればいい

発売日:2016-08-17

歌手:wacci

作詞:橋口洋平

作曲:橋口洋平