十四の春に 教室で 机を並べた あのひとは はにかみながら 夢話す 瞳の澄んだ 少年(ひと)でした 花火の夜に うちあけた わた飴みたいな 恋心 あれから 時は過ぎて 想い出の ひとだけど 今 はじめて 知りました あのひとが ずっと ひとりで いたことを… 十八の春 校庭で 元気でいてねと 手を振った 散り行く桜に 行く背中 見送ったのが 最後です 時おり手紙 交わしても 真実(ほんと)の気持ちは 言えなくて あれから 時は過ぎて 想い出も 閉じ込めた 今 はじめて 知りました あのひとは もう どこにも いないのね… ふと 手に取った 夕刊に あのひとの 訃報が 載っていた… 発売日:2011-11-23 歌手:あさみちゆき 作詞:さくらちさと 作曲:網倉一也