ひとりになることが怖かった-TAKUI

夢が叶わなかったと もう駄目かもしれないと

もしここで諦めたら俺は負け犬なんだろうか

怒りにも似た感情が込み上げてきても

何を捌け口にしていいのかさえもわからない

地下道の雑踏の中 自分だけが歩き出せず

心に開いた風穴を 冷たい群衆がすり抜ける

今まで誰と何と戦ってきたのかも

思い出せず立ちつくした灰色の街

答えなんて見つからなかった 答えなんて見つからなかった

もがいてもあがいても一人辿り着けなかった

生きていく道を見失った 気持ちの行き場を見失った

出口を探そうとするほど取り残された自分がいた

友達とはなんなのか 恋人とはなんなのか

群れる事をもし嫌がれば仲間外れになるんだろうか

はみ出す事も許されずに妥協を覚え

刃向かう事も出来ないとレールの上で気付かされた

だけど

ひとりになることが怖かった ひとりになることが怖かった

ひとりじゃ何も出来なかった そばにいて欲しかった

誰かを強く愛したかった 痛く深く愛されたかった

死にたいくらい寂しかった 叱って欲しかった

明け方の駅前の路上で 眠らない繁華街の中で

TVだけつけた暗い部屋でひとりぼっちで泣く君を見た

互いに不幸な時代に育ちこの先どうやって生きていけばいいのか

俺にだってわからないんだよ

だから

ひとりになることが怖かった ひとりになることが怖かった

ひとりじゃ何も出来なかった そばにいて欲しかった

自分でいる事が辛かった 自分ってなんだろうって思った

自分を痛めつけるぐらい寂しかった

今夜

ひとりになることが怖かった ひとりになることが怖かった

心許せる人もいなくて 心開ける場所さえなくて

希望なんて見つからずとも HAPPYなんて見つからずとも

止まない雨はないと歌おう いつか光は射すと歌おう

どしゃぶりの雨に打たれながら 初めて自分を信じたんだ

格好などつける事はないと 自分を信じた それでも

ひとりになることが怖かった ひとりになることが怖かった

誰かを強く痛く深く愛したいんだと気付いた

How could we live? Don't know why

But we know the sun will shine on us someday

Hoping we can share the happiness

Give me some truth against my innocent sky…

発売日:2005-02-23

歌手:TAKUI

作詞:中島卓偉

作曲:中島卓偉