緋色の空-川田まみ

そしてこの空赤く染めて

また来る時 この一身(み)で進むだけ

すれ違っていく‘人'も 紛れ失くした‘モノ'も

いつかは 消えゆく記憶

熱く揺るがす‘強さ' 儚く揺れる‘弱さ'

所詮 同じ結末(みらい)

そんな日常 紅霞(こうか)を溶かし

現れる陽 紅(くれ)る世界

風になびかせ 線を引いて

流れるよな髪先 敵を刺す

振り斬った想い 漲(みなぎ)る夢 すべては今

この手で使命果たしてゆくだけ

また灯(ひ)が一つ落とされ

そっとどこかで消えた現実 変わらぬ日々

だけど確かに感じる君の温もり 鼓動

これも真実だと

そして紅(くれない) 紅塵(こうじん)を撒き

夕日を背に 今始まる さあ

なぜ高鳴る心に 迷い 戸惑い 感じるの

早くいたずらに暴れだす痛み 壊して

空に滲んだ 焼けた雲は

内に秘めた願いが焦がしてる

躊躇(ためら)った瞳 浮かぶ涙

でも明日の力に変えて

すべて捧げて 舞い降りた地

冴える刃(やいば)一つで闇を斬る

いつだって胸の奥の光 瞬かせて

この一身で 使命果たしてゆくまで

発売日:2006-03-29

歌手:川田まみ

作詞:川田まみ

作曲:中沢伴行