おとぎ話-吉田山田

むかしむかし 泣き虫だった

男の子がどこかにいました

とうめいな心を持ってた男の子は

とてもふしぎな力を持っていました

だれかのため涙流すたび その涙は星になって夜空にかがやきました

そして星空のうたを歌って 人々は笑顔になって誰もが幸せそうに

真っ赤な目をして笑った

男の子は 天使のような

女の子に恋をしました

でもある日おかしなことに気が付きました

その女の子は笑顔を知りませんでした

男の子は頭をかかえて ぽろぽろ涙がこぼれて夜空にかがやきました

女の子は頭をかしげて きらきら光る星空をしずかに見上げました

いくせんの流星がふる夜

涙はもうかれはて

かがやくものはひとつもありませんでした

さいごの力をふりしぼって 男の子は星になって夜空にかがやきました

女の子はその星を見上げ 生まれて初めて笑って声をあげ泣きました

いくせんの流星がふる夜

発売日:2019-11-06

歌手:吉田山田

作詞:山田義孝

作曲:吉田結威