幸せは砂時計のように-荻野目洋子 with ウゴウゴ・ルーガ

陽射しが舞う

古いキャフェのテーブルで

いつも少し遅れる

あなたを待った

息をきらし

長い坂道を走ってくる

あなたを見ているのが

うれしかった

幸せは砂時計のように

静かに時を抱き

こぼれてゆくの

mon amour mon ami

無邪気だった私だけが

まぶしいページでまだ

微笑んでる

いまもここで

錆びたイスに背をあずけ

ガラス越しの街並

ただ眺めてる

あの季節の

ふたりに似た恋人たち

未来も知ることなく

はしゃいでる

悲しみは砂時計のように

心の小瓶へと

滑り落ちたの

mon amour mon ami

そしていつか 痛いくらい

愛した理由さえも

忘れてゆく

幸せは砂時計のように

静かに時を抱き

こぼれてゆくの

mon amour mon ami

そっと指で止めてみても

なくした煌めきには

戻れなくて

発売日:2010-05-19

歌手:荻野目洋子 with ウゴウゴ・ルーガ

作詞:及川眠子

作曲:浅田直