梢を渡る 春の風 火照った頬を 撫でていく もの思うたび 人はなぜ この大空を 見上げるの ちらほら ちらほら 花つぼみ ほの淡き紅のいろ ちらほら ちらほら 夢つぼみ 人知れずふくらみぬ 時の静寂(しじま)の 空耳は かしまし鳥の 鳴く声か 咲かぬでもよし 咲くもよし うそぶく心 誰のため ちらほら ちらほら 花便り ときめきを数えつつ ちらほら ちらほら 夢便り 明日へと雲は行く 霞の向こう ぼんやりと あるかなしかの 山の影 胸の小さな 陽だまりが あふれるように 咲き初めし ちらほら ちらほら 花模様 また一片(ひとつ)またひとつ ちらほら ちらほら 夢模様 どこまでも描いてく 発売日:2006-03-24 歌手:真依子 作詞:山下景子 作曲:真依子