冬の街-TRIPLANE

雪は空から 直線を辿り

群れをなすように 大地に煌めいた

朝焼けの街を吸い込みながら

僕らも静かに ジオラマにとけた

マボロシを絵に描いたような

眩しい世界で

乾いた風 雪の白さ

僕を育てた冬の街が

形になれず はぐれていた

僕の素直な言葉を 君へと運ぶよ

手を繋いで歩いた道

忘れない思い出と

これからの僕らを 刻むように

強く握りしめて 離れないように

僕が これまで 惑わされてきた

感情全てが ちっぽけに見えた

寂しさの意味を その本当の意味を知った時

僕は こんなにも 大人でした

どれだけの安堵を

その笑顔から もらえているんだろう

時を止めて 透き通る香り

僕を育てた 冬の街が

追いかけてた理想を

また僕の胸の奥に打ち付けてくれるよ

上手くいかない その苛立ちで

削り合う優しさも

僕らを奏でる その為に

必要なスパイスだったねと

笑えるから

あどけない 僕らが ほら そこにいるよ

乾いた風 雪の白さ

僕を育てた冬の街が

例えようもない強さと優しさで

僕らを また 包んでくれるよ

手を繋いで歩いて行こう

そのままの僕らで

ささやかな日々を刻むように

どんな未来だとしても 君と手を取って

冬の街の風に僕らを乗せて

発売日:2019-01-30

歌手:TRIPLANE

作詞:江畑兵衛

作曲:江畑兵衛