生まれ育った此の日の本を 乱れ乱してなるものか 駒よいななけ信長の 鎧の胸に懸けた夢 征くは嵐の桶狭間 神も人をも恐もせずに 国の歩みを引く力 旗をなびかせ信長は 広く世界に瞳を向けて 広い天地を馳けめぐる 「蘭丸よ、光秀が謀反とな… 彼の兵力はたしか一万三千… 明智の大たわけめ 己れが此の信長にとって 変れる器量があると思うてか 誰が此の日の本を 力ある一つの国に出来るのだ、 命はそれが無念じゃ」 人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢まぼろしの如くなり うははは…人間とは愚かなものよ 無念涙の唇かんで 燃えて崩れる本能寺 哀れ散り逝く信長の 心の裡(なか)を誰が知ろ 風を盈(はら)んだ夜が明ける 発売日:2015-11-11 歌手:市川由紀乃 作詞:北村桃児 作曲:春川一夫