つゆおく野辺に 朝は訪れ 横たわるむくろを 陽は包む 花 抱(いだ)く手を 銃に持ちかえ 何も祈らなかった 私なのに 遠く すませる耳は 翼 なぜ拍手は 満ちるのだろう 今 やさしい風の終わりに 胸を燻した 悔いと痛みが ためらいながら 空に透けていく 何も持たずに 生まれたように 夢と同じものに 還れるなら 星 宿した 瞳の舟 もう 私は 分かちがたく ただひとつの 歌に変わる 今 やさしい風の終わりに 発売日:2003-07-30 歌手:上條恒彦 作詞:覚和歌子 作曲:上野洋子