大切なものを失くしたんだと言って きみはあたしの元を訪ねた そのときあたしは青色ベッドで 空に焦がれる夢を見ていた 踏み切る足がわからなくって怯えていたあたしに 「ぼくも怖いものだらけ だけど実はね…」 空の向こうにも空があるんだと 飛べないあたしの手を引いて この目に見せてくれた 夢を見ることに理由なんてないんだと 無邪気に笑ったきみの足は 少し宙に浮いていた それはたしがオトナになろうとしてた ひどくキレイな夢のようなハナシ 大切なものを失くしたならもう 怖いものなどないと思ってた いつかあたしが消えてしまって 何も遺らなかったら そんなことを考えて眠れぬ夜が きみにもあるの? 空の向こうにも空があるんだと 飛べないあたしの手を引いて この目に見せてくれた ココに居ることに理由なんてないんだと 無邪気に笑ったきみの足は 少し宙に浮いていた それはあたしがオトナになろうとしてた ひどく静かな青い夜のハナシ 発売日:2011-08-03 歌手:nano.RIPE 作詞:きみコ 作曲:きみコ