一緒に登ったこの坂を 今夜は独りで登ります 初めて覚えたあの唄を 何度も何度も 口遊(くちずさ)み 遠く遠く揺れている 遥か彼方 光ってる 嗚呼 やわらかな漁火(いさりび)のように 胸に灯る母の声 名前を呼ばれて振り返る 悪戯(いたずら)が過ぎて叱られた 涙が乾いたその後で 大きな大きなかたぐるま 深く深く残ってる 高い空を覚えてる 嗚呼 静かなる十六夜(いざよい)の月に 凛と映る父の顔 嗚呼 やわらかな漁火(いさりび)のように 胸に灯る母の声 発売日:2008-07-16 歌手:元ちとせ 作詞:岡本定義 作曲:坂本龍一