愛しの理不尽-suzumoku

差し出された未来を眺めて どうにでもなるさと笑った

その背中に冷たい手の平 突き落とされたスクランブル

前も後ろも右も左も

肩組みする歯車に取り囲まれて

どうにでもなれ!と逃げる背中を

“腰抜け”と世間が決め付ける

人はみんな助け合えるから 信じられるさと頷いた

その瞳に乾いた一言 追いつめられた扉の前

今日も昨日もきっと明日も

目配せする嘲りに放り出されて

信じられない!と拒む瞳を

“可哀そう”とメディアが決め付ける

にじむ夕暮れ 振り返る道 今さら蘇る放課後の残り香

帰りたくない!と流す涙を “子供だ”と社会が決め付ける

笑えばいいさ 馬鹿にすればいい

誰もが語る“普通”にはなりたくない

常識の雨に打たれ呆れて

僕は僕の歌声を決め付けるさ

嗚呼、愛しの理不尽なこの世界よ

嗚呼、愛しの理不尽なその心よ

発売日:2012-07-11

歌手:suzumoku

作詞:suzumoku

作曲:suzumoku