雪が降る度に蘇る感慨(おもい) 口を開け空を呑みこんだ過日(あのひ) 遠い昔の雅びなる芸術(ぶたい)に起った想いよ 遍ねく夢の緒(いとぐち)は 外連(けれん)に秘めた真実 異国の丘で街の灯が めぐる情けをくすぐる 弔いの朝に飾る誉など あさましき人のまやかしよ 滅んだ国の勲章 「生きているうちに見せてよ あなたの心の宝物」 男と女の歌などいらない それよりも 舞いちる縁は金では買えない物語 ここで死んでもかけらさえ 知らせは届かないほど遥か 過ぎゆく縁は二度とは観れない物語 今夜も雪はただ 溶けることを知らぬままに降り続く いつかはあなたにも私の言葉が見えるだろう 発売日:1990-04-21 歌手:小暮伝衛門 作詞:小暮伝衛門 作曲:小暮伝衛門