未来線を上って-GRANRODEO

いつでも僕らは未来へ向かった

まやかしの道も照らされてる

過去がこんなに狂おしく愛おしいものだなんて

知らなかったから今まで

心ときめく目に映るもの

全ての事は僕らの世界で

やり残して途方に暮れて

叫んで引き裂いた未来地図だった

この道を行けば僕たちの確かだったあの頃へ着けるはず

ひとつの時間を分け合えるはずもなく

互いに手を離して知った

昨日は戻らない明日を拓くんだろう

若すぎる時は別れを知らずに

神の右手を弄ぶだろう

僕らが思うより世界はいつだってずっと

苦く切なく優しく

あの春を夏をあの秋冬を

最後にして離れていった

身も心も引き換えにして

叫んで飛び出した夜、風の匂い

どうしようもないくらい今切ない

あのどうしようもないほどの疾走感

未だに追うべきなのか決別か

決められない魔性の追体験

この手を離したらもっと見えるかなあ

この道を行けば僕たちの確かだったあの頃へ着けるはず

ひとつの時間を分け合えるはずもなく

互いに手を離して知った

昨日は戻らないきっと

明日を拓くんだろうずっと

静かな世界

時計の針

動かせられれば君と会えるんだろう

発売日:2021-03-10

歌手:GRANRODEO

作詞:飯塚昌明

作曲:谷山紀章