Vacancy-柳ジョージ

雨が降る河のほとり 朝から歩き疲れ

錆びついたスクラップのトラックに もぐりこむ

雨宿りに 凍えたからだは寒く

唇を噛みしめては 想い出すさ

I don't wanna be heartache…

時が過ぎてゆくことは やるせないことさ

吹きすさぶ風にすがり あてもなく揺れるだけ

桟橋で船出を待つ 朝日さえもう二度と

昇らないドックの片隅で

埃まみれのボートを見つめているのさ

I don't wanna be heartache…

俺の影は痩せて そう口ごもるさ

港のバーの止木で羽根を休める

タフが取得のセーラーの背中でさえ

小さくて やけに淋しく映って見える夜さ

週末の街を離れ 街並を見下せる

安モーテルはVacancy 鍵さえこわれている

曇空に 街灯は遠く

暗闇の中 独りで膝をかかえて

I don't wanna be heartache…

霞んでいる月に そう話しかける

I don't wanna be heartache…

発売日:1991-06-17

歌手:柳ジョージ

作詞:YABU

作曲:柳ジョージ