夜は仄か-Eve

今日も生きてしまったな これで何年

息を吐くように吐いた嘘は何千

這い蹲って けんもほろろになって

目が回るわ

そのかかとすり潰した靴でどこ行くの

蔑んだその目を閉まっておくれよ

紫煙を燻らせる染みついた部屋で一人

仄日は切なくあなたに寄り添い

今すぐに言いたい

痛い 浮ついた花心

哀 会いたい言葉が

焼き増しした記憶を辿り

寂しい星を待って

愛されたいを知ってしまった少年

夜空を見上げたなら 今踊って

さよならを謳って 希うまで

誰にも言えない秘密があって

笑顔の裏には影があって

知らない自分を知って欲しいんじゃなくて

そうじゃなくて

あの時ドキドキする胸の高鳴りは

凍てつく心を溶かしてしまえたら

この手をすり抜ける 陽だまりの中で独り

仄日は切なくあなたに寄り添い

真っすぐに誓い

痛い 浮ついた水心

愛 咲いた花びら

散りゆく最期までを僕に

寂しい星を待って

愛されたいを知ってしまった少年

夜空を見上げたなら 今踊って

さよならを謳って 希うまで

寂しい星を待って

愛されたいよ少年

夜は仄かになって

寂しい星を待って

愛されたいを知ってしまった少年

夜空を見上げたなら 今踊って

さよならを謳って 希うまで

今日も生きてしまったな これで何年

ただなんだか気分はいいみたいだ

発売日:2021-04-30

歌手:Eve

作詞:Eve

作曲:Eve