閉ざした書斎は今も、淡く胸のなか ひっそりとあの頃のままに かじかむ指に絡めた想いは ギュッと握った切っ先でインクとこぼれそう 丸めて捨てたクシャクシャの便箋は きっと屑カゴの底、明日には消えるから ネジ時計、尖る針、ボクを刻んだ キミに蕾んだ心を摘み取るように 声を紡いで、綴った 宛名のない想い 胸の奥、綺麗なまま鍵を掛けてく 滲んだ言葉を隠したクロゼットレター ほら一滴、またこぼれた 窓の外は白く染まる街 そっと積もった想いも雪みたく溶けるかな 閉ざした書斎でキミに贈るラストレター ひっそりと書き足したのは「 」 声を紡いで、綴った宛名のない想い 胸の奥、綺麗なまま鍵を掛けてく 滲んだ言葉を隠したクロゼットレター 錆びた窓から空に咲いた 歌手:Dolly 作詞:蜜 作曲:聖