生まれる前は 何処にいたのか 死んでそれから 何処へゆくのか ほらみろ 何にも 判らぬクセに 天から貰うた 命のクセに 返すのを惜んで 泣いて居るのか 一重まぶたの 信長が 光る眼(まなこ)で 雨に打たれて 田楽狭間の戦場(いくさば)駆ける 一重まぶたの 信長が 敵に味方に 叫んで通る 俺が信長 見知り置け 一人で生きるが 辛いからと 悲しみ知らずに 生きてみたいと 仏に縋(すが)って 座って居るのか 地獄におちる 覚悟もせずに お前に何が 出来るというのか 一重まぶたの 信長が 光る眼(まなこ)に 炎を映し 燃える比叡の寺を眺める 一重まぶたの 信長が 仏を大刀で 切り割って 俺が信長 見知り置け 北は越後の上杉景虎 戦上手の武田が居って 南は牙むく島津の隼人 海から睨むは土佐のやつらか 敵が多いと しみじみ笑う 一重まぶたの 信長が 光る眼(まなこ)で 天を仰いで この世は夢と 唄って通る 一重まぶたの 信長が 戦仕掛けに 叫んで通る 俺が信長 見知り置け 発売日:1991-12-21 歌手:海援隊 作詞:武田鉄矢 作曲:中牟田俊男