ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 ああ戦いの最中に 隣りに居った此の友の 俄かにはたと倒れしを 我はおもわず駆け寄って 軍律きびしき中なれど これを見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 空しく冷えて魂は くにへ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているのも情なや 思いもよらず我一人 不思議に命ながらえて 赤い夕日の満州に 友の塚穴掘ろうとは 発売日:2008-10-01 歌手:青江三奈 作詞:真下飛泉 作曲:三善和気