恋-吉幾三

愛することに疲れたみたい

嫌(きら)いになったわけじゃない

部屋の灯(あか)りはつけてゆくわ

鍵はいつものゲタ箱の中

きっと貴方はいつものことと

笑いとばすにちがいない

だけど今度は本気みたい

貴方の顔もちらつかないわ

男はいつも待たせるだけで

女はいつも待ちくたびれて

それでもいいと

なぐさめていた

それでも恋は恋

多分あなたはいつもの店で

酒を飲んでくだをまいて

洗濯物は机の上に

短い手紙そえておくわ

今度生まれてくるとしたなら

やっぱり女で生まれてみたい

だけど二度とヘマはしない

あなたになんかつまずかないわ

男はいつも待たせるだけで

女はいつも待ちくたびれて

それでもいいと

なぐさめていた

それでも恋は恋

男はいつも待たせるだけで

女はいつも待ちくたびれて

それでもいいと

なぐさめていた

それでも恋は恋

それでも恋は恋

発売日:1994-07-25

歌手:吉幾三

作詞:松山千春

作曲:松山千春