スパークル-Lisa Halim

まだこの世界は 僕を飼いならしてたいみたいだ

望み通りいいだろう 美しくもがくよ

互いの砂時計 眺めながらキスをしようよ

「さよなら」から一番 遠い 場所で待ち合わせよう

ついに時はきた 昨日までは序章の序章で

飛ばし読みでいいから ここからが僕だよ

経験と知識と カビの生えかかった勇気を持って

いまだかつてないスピードで 君のもとへダイブを

まどろみの中で 生温いコーラに

ここでないどこかを 夢見たよ

教室の窓の外に

電車に揺られ 運ばれる朝に

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする

時計の針も二人を 横目に見ながら進む

こんな世界を二人で 一生 いや、何章でも

生き抜いていこう

「はじめまして」なんてさ 遥か彼方へと追いやって

1000年周期を 一日で息しよう

辞書にある言葉で 出来上がった世界を憎んだ

万華鏡の中で 八月のある朝

君は僕の前で ハニかんでは澄ましてみせた

この世界の教科書のような笑顔で

嘘みたいな日々を 規格外の意味を

悲劇だっていいから望んだよ

そしたらドアの外に

君が全部抱えて立っていたよ

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

伸ばそうと届かない 場所で 僕ら遊ぼうか

愛し方さえも 君の匂いがした

歩き方さえも その笑い声がした

いつか消えてなくなる 君のすべてを

この眼に焼き付けておくことは

もう権利なんかじゃない 義務だと思うんだ

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする

時計の針も二人を 横目に見ながら進む

そんな世界を二人で 一生 いや、何章でも

生き抜いていこう

発売日:2020-12-02

歌手:Lisa Halim

作詞:野田洋次郎

作曲:野田洋次郎