枯れた大地へ続く途-霜月はるか

夜風(かぜ)の音(ね)に紛れ 流れ着く少女(きみ)の想いを

含み溶く森の意識が 途を(枝を)歌い(葉を)繋げる

錆び付いた鍵に はまらない正義(こたえ)合わせて

無理やりに枷を外した 真実(まこと)(空に)隠し(地に)さまよい

思い遣らずに求め過ぎるのならば 何も照らせないだろう

手に入れた幸せも実りも すぐに褪せるから

哀しみは憎しみへ続く 命の足跡

人(ぼく)はただ歩くだけで罪を繰り返す

淀みいく夜空(そら)に 微笑んだ少女(きみ)の強さを

燻(くゆ)らせる森の意識が 雨を(風を)胸に(火を)降らせた

言葉交えず炎(つるぎ)を振るうのならば 何も遺せないだろう

荒れ果てた焼け跡(きずあと)も世界も やがて消えるから

憎しみは争いへ続く 命を焦がして

人(ぼく)はただ望むだけで罰も抱え込む

枯れた大地は哀しみへ続く ARIAの溜息

人(ぼく)はただ生きるだけで罪を繰り返す

発売日:2007-02-28

歌手:霜月はるか

作詞:日山尚

作曲:霜月はるか