別れの条件-西郷輝彦

愛に疲れた 男女(ふたり)が 寂しさだけで抱き合う

そして終れば 心は 遠い他人になるだけ

女だって 男だって

どこかずるく 生きているはず

泣かせてよ 涙ぐらい ふいてくれてもいいのに

話してよ せめて何か 背中越しでもいいから

白いベッドの乱れが あなたの寝息で 波うつ

そして渇いた この部屋 夜の砂漠になるだけ

眠れ心 過去の中で

あすは別れ 待っているなら

泣かせてよ 涙ぐらい ふいてくれてもいいのに

話してよ せめて何か 背中越しでもいいから

いつか誰かに抱かれて あなたのことは忘れる

そして悲しい追憶(おもいで) ひとつふやしてみるだけ

夢が死ねば 時は止まり

やせた身体 結びあえない

泣かせてよ 涙ぐらい ふいてくれてもいいのに

話してよ せめて何か 背中越しでもいいから

泣かせてよ 涙ぐらい ふいてくれてもいいのに

発売日:2001-11-21

歌手:西郷輝彦

作詞:荒木とよひさ

作曲:都志見隆