うさぎの唄-原由子

やまどりの声に目がさめて

水くみの音に朝を知る

とうさんもかあさんも外に出て

仕事なさっておるのじゃろか

赤い赤い 柿の実赤い

ひまわりがゆれる野の小道

くまぜみの声もひる休み

とうさんもかあさんも汗をふき

肩をたたいておるのじゃろか

ゆらりゆらりみなもがゆらり

たそがれがせまる町はずれ

いのししも帰る森の道

とうさんもかあさんもすぐ戻る

日傘たたんだせみしぐれ

みどりみどりかえるはみどり

ふくろうの声は子守唄

しまうまもワニも夢を見る

とうさんもかあさんも夢の中

もういくつ眠れば夏祭り

ちらりちらり

おあとはどうなろきゃーなろたい!

ひなげしの花の髪かざり

さしかえた赤いかんざしよ

とうさんもかあさんも涙ぐむ

かわい娘のあで姿

赤い赤いかんざし赤い

赤い赤いかんざし赤い

発売日:1998-02-25

歌手:原由子

作詞:関口和之

作曲:宇崎竜童