SM-ダウト

相変わらずだね、空席の食卓。

「ただいま」の声と隠れんぼしてる。

今夜も鳴らない…。ため息がチクタク。

おかけになった携帯はナントカだってさ。

ねぇ、一体どこで何をしてるの?

嘘つき…。独りにしないで。

夜もすがら焦がれ泣き。

「何故、私だけが…」嘆くの簡単で。

居るはずもない面影を探してる。

この子に罪はない。親は選べない。

枕濡らした、空白の夜は明けない。

束の間の幸せは、泡のよう、霧のよう。

涙が枯れたなら、淋しさ溢れ。

きっと憶えてないよ。あなたの顔や温もり。物心ついたなら教えよう。

笑顔や何気ない仕草、あの人似だって事を。

手にした悪戯が、容赦なく締め付ける。夜もすがら焦がれ亡き

あなたを奪った世界は退屈で。

前より少し広がった、ふたり部屋。

心配しないで。この子と生きてく。

ただ、待ちぼうけさせるけど。

いつか私からあなたの元へ還るから

発売日:2016-01-06

歌手:ダウト

作詞:幸樹

作曲:ひヵる