甲子園の詩〜ぼくはヒーローになれなかったよ〜-水前寺清子

狙いうち(狙いうち)

打てよ ホームラン

(打てよ ホームラン)

応援席に(応援席に)

歌が湧く

ぼくはヒーローに なれなかったよ

突然 球場は静かになった

呆然とふり仰ぐ

真夏の空に秋によく見る 雲が流れた

あいつはぼくより上だった

凄いボールを投げてきた

一打逆転 晴れの場面が

瞳の奥で 消えていった

ああ甲子園 さらば甲子園 甲子園さらば

ああ甲子園 さらば甲子園 ああ甲子園

ぼくはヒーローに なれなかったよ

大きな溜息が 拍手に変わる

鳴り渡るサイレンに ふと気がついて

くやし涙が 頬にこぼれた

あいつは 大きく見えていた

強い心を持っていた

夢のかけらの砂を集めて

ぼくらの夏は 去っていった

ああ甲子園 さらば甲子園 甲子園さらば

ああ甲子園 さらば甲子園 ああ甲子園

狙いうち(狙いうち)

打てよ ホームラン

(打てよ ホームラン)

応援席に(応援席に)

歌が湧く

また来いよ(また来いよ)

きっと 来年も(きっと 来年も)

六万人の(六万人の)

声が湧く

発売日:2001-11-21

歌手:水前寺清子

作詞:阿久悠

作曲:三木たかし