Ribbon-小林幸子

青空の 匂いをつけた

あの人は 名うての 遊び上手と

解ってた つもりで惚れて

半年のうかれ草 枯らしただけさ

綺麗だなんて 歯の浮く台詞(ことば)

三文芝居の 洒落にもならない

あんな野郎(おとこ)なんか どこにもいるよ

ひと山幾らの 林檎と同じ

あんな野郎 (おとこ)なんか 小箱に積めて

贈ってあげるよ リボンをつけて

優しさを 巧(たく)みに使い

この恋が最後だと 本気にさせて

心まで 裸になれば

ふた股の罰(ばち)あたり どこでも行(ゆ)きな

仔猫みたいに 鈴までつけて

飼い慣らされたら 愚痴にもならない

あんな野郎(おとこ)なんか 掃くほどいるさ

くしゃみと一緒に 飛ばしてやるよ

あんな野郎(おとこ)なんか カラスの餌に

包んであげるよ リボンをつけて

あんな野郎(おとこ)なんか どこにもいるよ

ひと山幾らの 林檎と同じ

あんな野郎(おとこ)なんか 小箱に積めて

送ってあげるよ リボンをつけて

歌手:小林幸子

作詞:荒木とよひさ

作曲:都志見隆