線香花火-MARIA

オレンジ色の夕日が 住み慣れた街包んだ

2つ重なった影は離れないと思っていた

いつから滲んで見えるようになったの

見知らぬ廃墟に変わっていく

いつもの景色が

切なく咲く線香花火 夜に溶けて

まるで今の2人を見てるみたい

届きそうで届かないこの距離に

戸惑うのは私だけなの

ベッドの中のぬくもり 2つ並んだ歯ブラシ

趣味の悪いTシャツも 輝いて見えていたのに

どうしてあなたは私の目を見ないの

気付かないフリしてしゃべっているだけ

震えてるのに

花火越しに見つめていたあなたの顔

いつも通り優しく微笑んでいる

壊れそうな静けさの中でそっと願っていた

戻れたら 出会った頃にまた戻れたら

切なく咲く線香花火 夜に溶けて

まるで今の2人を見てるみたい

届きそうで届かないこの距離に飲み込まれて 怯えて

切なく咲く線香花火 夜に溶けて

まるで今の2人を見てるみたい

求めすぎて引き裂いてしまいそう

でもこの手を離せない まだこの手を離したくない

発売日:2009-09-30

歌手:MARIA

作詞:TATTSU

作曲:TATTSU