白いチューリップ-渡り廊下走り隊

世界中で一番好きなのに

気づいてもくれない

百葉箱の傍(そば)

咲いていた

白いチューリップ

広い校庭の隅

春の日向がある

そこに行(ゆ)けば いつも

心 温かくなる

言葉は近くて遠い

そよ風に揺れる木々

普通に話していても

ほら どきどきして来る

世界中で一番好きなのに

気づいてもくれない

まだまだ咲かないと

あきらめてた

白いチューリップ

春は告げることなく

やがて 散りゆくけど

そこに 取り残された

記憶 振り向かせる

こうして背中ばかりを

いつだって見ていたの

正面向いているより

今 話せた気がする

世界中で一番好きなのに

気づいてもくれない

いつもの景色に

花が咲いた

白いチューリップ

こんなに好きになれたことが

きっと 奇跡でしょう

“愛”という意味 知った

花言葉

白いチューリップ

世界中で一番好きなのに

気づいてもくれない

まだまだ咲かないと

あきらめてた

白いチューリップ

発売日:2009-04-22

歌手:渡り廊下走り隊

作詞:秋元康

作曲:高橋竜