優しい風が街中を 吹き抜ける週末の午後 ショーウインドウ 覗く君を 見つけて立ち止まる 5年振りの再会は 振り返り驚く君と 何となく 他人行儀な笑顔で 始まった 元気だった? 幸せそうだね そんなありふれた 言葉しか見つからず 指に光るリングが 語りかける 二人の間を 流れ去った時の意味を カップルで賑わったカフェ 向かい合わせに座れば 恋人同志に 二人も見えるだろうか 夢ばかり追いかけた僕 見守ることしかできない 君のその淋しさに 気づきもしなかった 思い出をたどったなら 昨日のことの様に浮かぶ 初めて君を抱いた あの夜の愛しさも 「ただ二人が若すぎただけね」 おどけた笑顔で 君はポツリ呟く 微笑みしか 返せない僕は ガラスに写った 横顔見つめ目を伏せた あんなにも人を信じ せつない程愛せた頃 思い出は思い出のまま 眠らせてこそ美しい 迫り来る黄昏時 帰りを待つ人のもとへ 二人はそれぞれに また歩き始める 発売日:2006-11-08 歌手:三浦和人 作詞:三浦和人 作曲:三浦和人