削り氷にあまづら入れて-メガマソ

俯いた顎、滴が萌ゆる口の端は光っていた。

古ぼけた夜道の、すっとぼけた灯りたち、寝ぼけた僕、はっと目覚める。

幻想的な夜道の、抒情的な灯りたち、それは君のせいだ。

君の髪に挿した簪の音、涼やかに僕に響いた。

真夏に君が作りだす世界、僕は直視できない。

眩しい君のそのシルエット、夏氷差し出し、覗く。

「もしも僕が君の恋人だったらって、想像したことがあると思う?」

そんな軽口だって、空想でしか言えないよ。

絶対君は笑う。

君が口に運ぶ氷を見たら、しろしろと僕も溶け出す。

僕は夢見る、君を。

僕が誘って、手をつなぐ。

真夏に君が作りだす世界、僕は直視できない。

眩しい君のそのシルエット、夏氷差し出し、覗く。

どこかで、運命よ間違えてくれよ、僕はまだ夢見てる。

きっと次の人生で、もっと君と近くなる。

一緒に氷、食べている。

発売日:2017-06-21

歌手:メガマソ

作詞:涼平

作曲:涼平