明かりの灯る方へ-松たか子

バスはゆらり揺れながら夜の街を出る

追われるように飛び乗ったままで

知らない場所へとひた走る

闇の向こうの景色をただ追っていくだけ

置いて来た君を思い出さぬよう

夜の輪郭を目でなぞる

今や僕の行く末はこの道だけが知っている

手の鳴る方へと歩く子供のように

光誘う方へ ひたすら走るのさ

行き着く先には何かが待つはずさ

僕が僕でいられるように止まらないで

代わり映えのない日々をただ繰り返してた

適当に頷いて適当に話して

君は今頃何をしてるかなぁ

くだらなく笑えたらそれこそが幸せ

そうか、いつも変わらない声がずっと

響いているなら

明かり灯る方へ 君が待つ街へと

今すぐに飛び出してこのまま引き返すんだ

君に会えたらまずなんて言おうかな

そうさ!明かり灯る方へひたすら向かうのさ

たどり着いた先には笑顔が待っているから

僕が僕でいられるのはそこしかない

発売日:2006-03-22

歌手:松たか子

作詞:スキマスイッチ

作曲:スキマスイッチ