男の肩越し 窓越しに 一つ 二つ ホラ また一つ 螢みたいに 漁火が… 「熱燗(あつかん)にしましょうか」 暖簾を降ろした 居酒屋で 冷めた 冷めた薬罐(やかん)の 湯を沸かす ここは最果て 北港 えー 北港 どうやら私と 同じよに 一つ 二つ ホラ また一つ 過去がありそう 傷痕が… 「盃をくださいな」 昔の誰かに 似てるから 女 女ごころの 血が騒ぐ ここは最果て 北泊(きたどまり) えー 北泊(きたどまり) 出船が終った その後は 一つ 二つ ホラ また一つ 窓を揺すって 海鳴りが… 「夜明けまでつき合って」 女をその気に させながら 帰る 帰る男が 憎らしい ここは最果て 北港 えー 北港 発売日:2007-04-11 歌手:市川由紀乃 作詞:木下龍太郎 作曲:水森英夫