横須賀挽歌-北川大介

今年もおまえに 逢いたくて

夏の横須賀 みんなと来たぜ

命を絶つ夜 電話をくれた

角のタバコ屋 どぶ板通り

赤い電話機 もうないけれど

聞こえてきそうな 夕焼け小焼け

スカジャン脱ぎ捨て 昭和を捨てて

裸の心を 背広で包む

大人のふりして 生きてる俺を

友よ 遠くで見ているか

海軍カレーを かっこんで

後は角打(かくう)ち 立ち飲みビール

楽しくやろうや あいつもきっと

しけた話は 好きじゃないから

ジャズで飯など 食えないけれど

水平線まで 夢見た日々よ

若さを脱ぎ捨て 暮らしに追われ

後ろを向いたら 負けだと吠えた

最後の言葉を とり消したいよ

純なおまえが 目に浮かぶ

スカジャン脱ぎ捨て さすらう街で

男は抱いてる 死なない夢を

涙にゆれてる 外国船を

友よ 笑顔で見ているか

友よ 笑顔で見ているか

発売日:2018-12-12

歌手:北川大介

作詞:岡千秋

作曲:小泉厚子