雪華の神話-KOTOKO

白い地平線を揺らす

じゃれた天使達が手を繋ぎあう

空から降って来た銀色宝石

不確かな気持ちを温め確かな記憶に変えてく

去年見た景色が映画のように流れる

雪に祈った 夢なら覚めないで

陽射しに溶けた冬の欠片

いつか形をなくすけど

胸で結んだ絆は 季節めぐっても消えない

離さず固く握った手の強さは

きっと寒さのせいじゃない

風の匂いが変わってく光の中へ進もう

夏を過ぎた日の出逢いは 涙色の街が二人を抱いて

今年もやって来た 天から降りた風

大きく弧を描き ためらう肩と肩ふいに押してく

来年も二人で見に来ようと刻んだ

日付けの文字は何も言わないけど

胸に差し込む光の角度が少しずつ変わっても

あの日見つけた結晶 瞼の奥で消さない

溶かされ流れしみ込む想い出 いつしか緑の葉を揺すり

果てない雲に紛れて 次の季節を待ってる

かざした手の隙間 こぼれて舞う天使が

二度とは来ない時を焼きつけて

陽射しに溶けた冬の欠片

いつか形をなくすけど

胸で結んだ絆は 季節めぐっても消えない

思わず強く握った冷たいこの手は季節の贈り物

風の匂いが変わっても 迷わず何度も出逢おう

発売日:2006-03-23

歌手:KOTOKO

作詞:KOTOKO

作曲:高瀬一矢