ポロメリア-Cocco

金網の向こう

陽に灼け果て

干からびてく 通り道

知らない横顔を

目で追いかけ

萌えた花の蜜をのむ

ここから走り出す

力が欲しい

小さく丸まって

その合図を

いつだって 待っていた

見上げれば

終りをみたこともない

目眩を覚えるような空(あお)

あの丘を越えれば

いつも あなたがいた

さよなら かわいい夢

“おまえはいい子だ”と

愛しい声

錆びた欠片 積み上げて

“お前のためだよ”と

キスをくれて

陽はまた落ち 夜が明ける

まっすぐ笑えない

だけど笑って

わたしのためだけに

走れるなら

まっすぐに 守れたら

繋がれた風さえ

動き始める

岬にやさしい雨の跡

強い光は

影を焦げつかせて 冷えた

愛から 覚めるように

見上げれば

終わりをみたこともない

目眩を覚えるような空

あの丘を越えれば

いつも あなたがいた

さよなら かわいい夢の匂い

繋がれた風さえ

動き始める

岬にやさしい雨の跡

強い光は

影を焦げつかせて 冷えた

愛から 覚めるように

発売日:1999-10-14

歌手:Cocco

作詞:こっこ

作曲:こっこ